Ｖ.Ｂａｃｈ　１８０ＭＬ３７-ＧＢ-ＧＰ

s.n.29××××

Ｖ．Ｂａｃｈの標準モデル。

1980年代半ばの製造と思われます。

現行の金メッキモデルを新品で

購入したことがあるのですが、

どうしてもしっくり来なくて

ほぼ新品のまま手放しました。

その後’80年代製造s.n.20万番台の

モデルを見つけ、即決購入。

’80年代頃の品質が好みなので、

私のイメージ通りに作りの良さを

しっかり感じられる楽器です。

ゴールドブラスベル(GB)と金メッキ仕上げ(GP)の

最強とも言えるこの組み合わせには

野太く、吠えるような力強さがあります。

ゾクッとするような音色の色艶と

包み込まれるような温かみ。

カリキオのように透明感があって

遠くまで伸びる音色とは対照的ですが、

何とも魅力的です。

カリキオを長く吹いて

その理不尽な難しさにも

すっかり慣れてしまっていたのですが、

後から入手したこの楽器は

音が当てやすい、そして音色が素晴らしい！

V.Bachの「深い味わい」を改めて実感できる

良い個体と巡り会えました。

金メッキやゴールドブラスベルは

体力に自信のある方以外には

おすすめできません。

この楽器は少しでもバテると、

たちまち演奏者に牙をむきます。

そうなったら立ち直ることは不可能・・・。

V.Bachはイエローブラスベルで

銀メッキやラッカー仕上げ

でも十分過ぎるほどの性能を持っています。

後付けオプション

３番管のウォーターキーです。

・・・色々ご意見も

あろうかと思いますが、

私は演奏に支障の無い

便利な方を選択します。

純正パーツで入手でき、

ストラディバリウスであれば

スライド先端の差し替えで

どの楽器にも付きます。

それでも微調整等は必要なので、

欲しい方は楽器屋さんに

注文して取り付けてもらいましょう。

金額は常に変動するので、

楽器屋さんに聞いて下さいね。

戻る　/　次へ