改造前（上）と改造後（下）
↑ 改造前 ↑
↓ 改造後 ↓
元のモデルには3番管のネジ式ストッパーや、
それに代わる物もありません。
スライドオイルを塗ると、
外れて落ちてしまいます。
メーカーは一体どうするつもりだったのでしょうか・・・。
その他
●チューニング管部分の2本支柱が1本のみ。
●チューニング管の本体側に管の巻き返しリングがない。
●3番管の指掛けリングがネジ調整タイプ。
●3番管の先端は抜けず、ウォーターキーが付く。
●1番管のカニ目が無い
↑ 1番管サムフックの形状 ↑
これは途中で切れていて
とても使いにくかったので、
↓ 純正のバネ式トリガーを取り付けました。 ↓
以上相違点は多いのですが、パーツは
ストラディヴァリウスと共通品のため、
改造すればストラディヴァリウスに
なりすますことが可能でした。
この後発売されたメルセデスⅡというのは
全くの別物で、部品の互換性はありません。
※今回は撮影用に同型をお借りしました。
改造をさらに進めた結果・・・
このようになりました。
・1番管のバネ式トリガーを外し、指掛けリングを取り付け。
・メルセデスには無い1番管のカニ目を付けました。
・ピストン軸を市販の真鍮製に交換して金メッキ仕上げ。
この他に楽器全体の微調整をしてもらった結果、現在この楽器は
ストラディヴァリウスと全く変わらない程
最高の状態に仕上がっています。
そのため、音質向上に良いとされる
1番指掛けリングの効果が良く分からないのです・・・。
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